キンコーズのセルフコピー機で、中綴じ製本の小冊子を作りました。思ったより簡単・・・でも、もっと注意深くしていれば防げたミスもありました。
自分のための備忘録として、また、初めて小冊子を作る人に向けて、今回の体験を記録しておきます。
小冊子を作ろう!
一緒に活動しているチームで、小冊子を作ることになりました。部数は20部程度、ページ数はその時点ではまだ未定でした。
私は、ネット印刷屋さんを利用した経験があるので、今回もそちらでお願いするつもりでしたが、キンコーズでもできるはずという情報をもらって、調べてみました。
すると、キンコーズHPの『オススメ情報』に『カンタン!コピー本の作り方』という記事があるのを見つけました。
動画つきで、詳しく解説してあり、しかもかなりの割安。表紙のみカラーで、本文16ページモノクロの場合、1冊あたり117円となっています。
参考 カンタン!コピー本の作り方kinko's依頼するつもりだったネット印刷屋さんだと、20冊6,838円(1営業日以内発送)。これまで、試し刷りとして1冊だけ注文して、OKなら残りを注文していましたが、1部だけの注文はかなりの割高です(この場合は2,834円)
まずは、キンコーズで1部作成してみることにしました。
セルフコピー機は簡単?
作りたい小冊子は、A5サイズ。ホームページによると、表紙も入れて80ページまでとあったので、本文76ぺージ以内で原稿作りを始めました。(これでは多すぎたことが、あとで判明)
ホームページでは、動画でセルフコピー機の使い方が説明されています。でも、かなり複雑に見えました。『カンタン!』って、どこが!?
コンテンツをよく見ると、九州・中国四国地区は料金等が違うことがあると書いてあり、別ホームページがあることがわかりました。。
そちらにも、セルフで中綴じ製本ができること、全店舗で対応していることは掲載されていますが、やはり「簡単」とあるだけ。
参考 自分で簡単!中綴じ製本kinko's九州・中四国地区とにかく原稿を持って行って、相談してみることにしました。
いざ、キンコーズへ!
「セルフで中綴じ製本をしたいんですが、動画を見ても難しくて・・・」と相談すると、「設定などは一緒にしますから、大丈夫ですよ」と心強いお言葉。
表紙はカラー用紙にしたかったので、サンプルから指定しました。
コピー機に向かう段階で、80ページだと多すぎて、コピー機での中綴じは出来ないと指摘されました。ホームページには80ページまでとあったのに!ショックです。(こちらのコピー機では15枚、60ページまでだそう)
中綴じ用のホッチキスで自分で綴じることにして、それまでの作業はと言うと・・・
スタッフさんが全部設定してくれて、スタートボタンを押すだけでOKでした。
80ページ分、手で折ってホッチキスで止めたのですが、針もギリギリだし分厚くて見栄えも非常に悪い。
製本作業を依頼しても手で折るのは一緒なので、分厚さは変わらないとのこと。
これでは、とても配布できないということが分かり、チームで検討することにしました。
2冊に分けよう!
表紙分で4ページ必要なので、コピー機で綴じるには本文56ページまでになります。今回は、内容を編集して減らし、32ページ+28ページの2冊に分けることにしました。
たまたま、セルフコピー10%引きキャンペーン中。通常なら、モノクロコピー1枚9円が8円でした。表紙は、ビビッドな色が多いアストロブライトから選びました。
(本文76ページの場合)前回分
8円×39枚(38枚分と表紙の表側)+9円(カラー中厚紙)
= 346円(税込)
(本文32ページ+28ページの場合)
8円×17枚 + 40円(アストロブライト) = 190円(税込)
8円×15枚 + 40円(アストロブライト) = 172円(税込)
計 362円(税込)
再びキンコーズへ!
校正用に、2分冊を1部ずつ作ってみました。
表紙用の紙、本文用の紙をセットして(byスタッフさん)、コピー→製本となります。
あっという間に2種類できて、ホッとして持ち帰り、メンバーにチェックしてもらいました。すると、片方の小冊子にぺージ抜け発見!原稿は確かにあるのに、抜けています。
いよいよ本番!
再々度キンコーズに行って、ページ抜けがあったことを聞いてみると、たまにそういうこともあるそう。しっかりチェックする必要があります。
他にエラーはなかったので、いよいよ2種類の小冊子を必要部数製本することにしました。
1種類目の原稿をスタッフさんに渡して、設定してもらう
↓
スタートボタン押す
↓
1部出てくるので、入念にチェック
↓
OKなら、スタートボタンを押す
↓
2種類目の原稿をセットしてスタートボタンを押す
↓
1部出てくるので、入念にチェック
↓
OKなら、スタートボタンを押す
私の作業は、赤字の箇所。2種類あっても、こんな風に簡単に作成できます。
1部出た時点で、ページ抜けがないかをチェックしたので、今回は大丈夫。出来上がった2種類の小冊子を抱えて、帰宅しました。
またもやチェックもれ!
小冊子を配布予定の前日、小冊子の部数を再確認しようと、店舗で詰めてもらった袋を開けてみると・・・
一方の小冊子の上部に、斜めの線が入っていることに気づきました。表紙と前半ページ全てに、7~8センチの線が入っています。
最初、コピー機の汚れ?と思いましたが、よく見るとビミョウに傾いています。チェックしたとき、ページ抜けばかり気にして、全体を見ていなかったようです。
もう一つの小冊子もよく見てみると、表紙と本文の1ページに数ミリの線が入っています。よく見ないと気づきませんが、表紙にあるのは・・・ ということで、またコピーし直すことにしました。
今度こそ!
4回目のキンコーズ。聞いてみると、原稿の読み取りの際に、傾いて吸い込まれることがあるそう。今回もまた線が入ったので、上部を数ミリ消すという対応をしてもらいました。
再度、チェックしてみると、またまた前回抜けていた箇所が抜け落ちています。今回は、読み取りエラーではなくて、私のミス。原稿から該当ページを抜いて、落丁のある小冊子に差し込んだままにしていました(自分用にするつもりでした)。
だから、原稿には該当ページが不足していたのです。
原稿はクラウド上に置いていたので、店頭PCを借りて、該当ページをプリントアウトして抜けた箇所に入れました。何とかセーフ。
2種類の小冊子を必要部数コピー。出来上がりをしっかりチェックして、今度こそ完成です。
まとめ
セルフコピー機の中綴じ製本は、『スタッフに内容を見られずに自分で製本までできる』のが人気と書いてありますが、途中で止まったり、ずれることもあり、何でも聞いてみるのが一番早いと思います。
私が利用した店舗では、スタッフさんが手早く設定してくれて、自分では「スタートボタンを押すだけ」でセルフ中綴じ製本ができて、とても助かりました。でも内容のチェックは、当然自分で確実にする必要があります。
私自身、隅々までチェックできていれば免れていたミスを重ねて、数千円のムダな出費になりました。
これから、キンコーズのセルフコピーで中綴じ製本をする方は、ぜひ次の点に注意して、オリジナルの小冊子作りを楽しんでください!
- ホームページでは80ページまでとなっていますが、私が利用した店舗では表紙も入れて60ページまででした。原稿を作る前に、確認しておくことをおすすめします。
- ページ抜けがある場合があります。家庭のインクジェットプリンターでプリントアウトした原稿は、たまにくっついていることもあるそうです。また、天候によっても、スムーズに読まないこともあるので要注意。
- 出来上がった小冊子は、ページもれ、原稿の傾きがないかチェック!
- アストロブライトを表紙にすると、背の部分が割れることがあるそうなので、確認すること。
- 裏表紙等に印字しない場合には、原稿のセットは、表紙の次に、出来上がりで表紙の次のページになる本文原稿となります。
(動画の解説では、表紙を別に作成するようになっている)
ミンクちゃん、ありがとう!!
これを読むと冊子の有難さを益々感じるよ。
みんなが喜んで受け取ってくれて、大事に読んでいる姿が、とても嬉しかったですー!
なおちゃん、こちらこそ、ありがとう!(^^)!
ミンクさん
ワクワク読みましたー!
細かなチェックとか必要なポイントもわかりやすかったです。
ありがとうございました
あらちゃん
小冊子作りに、役立ててくださいませ(^^)/