Open!数学とプログラムのNewサイト⇒

新しい常識へー大西つねき氏お話し会

福岡市で行われた、大西つねき氏お話し会に参加しました。

未来のために、政治家としてどうしたいか。現在の問題点と分析、将来のビジョンをデータを用いて明快にお話されて、非常にわかりやすい内容でした。

以下、お話し会の内容の解説(私の理解の範囲)と、感想です。

日本は財政難・・・ってホント?

実は世界一のお金持ち国

貿易黒字で貯め続け、日本の対外純資産は世界一。ただし、実際は外貨による資産なので、国民は受け取れません。だから、世界一なのに実感がないのですね。

1985年のプラザ合意をきっかけに、それまでの2倍以上の円高になりました。

プラザ合意とは
先進5か国による、為替レート安定化に関する合意。
アメリカは大幅な貿易赤字を抱え、ドル相場は不安定になっていた。自由貿易を守るために、これを是正して協調的にドル安路線を図った。とりわけ、日本に対する円高ドル安への誘導となった。

 

日本の産業は、輸出主導型。同じコストで製品を作れば、輸出価格が2倍以上になるため、プラザ合意後はコストカットで無理やり価格を下げて輸出し続け、黒字を叩き出していることになります。

コストカット、即ち、給料を上げない、サービス残業、正社員を減らして非正規労働者へetc。要するに、3兆ドル(300兆円以上)の純資産は、日本国民がただ働きした資産ということです。

財政難(赤字)に見える理由

家計の場合は、支出が収入を上回れば(赤字)、収入を上げるか支出を削る必要がありますが、政府の財政を家計と同じレベルで考えるのは間違いです。

財政赤字は、支出の無駄遣いや、税収が足らないからではなく、本当の原因はお金の発行の仕組みそのもの。

だから、税金を上げても、支出を削っても、解決することは不可能です。

お金の発行の仕組み

借金でお金を作る

Aさんが、銀行で100万円借りると、銀行はAさんの通帳に『100万円』と記帳します。

その時点で、100万円の預金が生まれます。(Aさん自身は、借金なので増えたとは思ってないでしょうが)

Aさんが、お金を稼いで100万円の預金を作り銀行に返済すれば、世の中から100万円を消すことになります。

このように、現代のお金は、借金として生まれ、借金を返すと消えるという仕組みです。

問題は金利

借金には金利がつきます。お金を借りた人は、元本分のお金しか世の中に生み出してないのに、元本+金利分のお金を返さなければなりません。返済すると、生み出したお金は消えるので、全員が返済するとお金がなくなります。そうならないために、新たな借金が生まれる必要があり、それにも金利がつく・・・

現代のお金の発行の仕組みは、無限にお金と借金が増え続けないと、回らない仕組みです。

1990年代前半までは、銀行が民間へ貸し出すことで(民間の借金)お金が作られていましたが、バブル崩壊でこの流れはストップします。しかし、お金と借金が減り続ける(国民のお金が減り続ける)と経済は大混乱をきたすため、政府が借金をして(国債発行)、お金を作るようになりました。こうして借金をし続けているのです。

この仕組みでは、税金を上げて借金を返すと、お金が消えます。この仕組みを続ける限り、政府の借金は増やし続けなければならないということです。

※日本中の紙幣を全て集めると約116兆円(令和2年度日銀の発行銀行券より)、これに対して、日本中の現金・預貯金を全て集めると約1490兆円(日銀マネーストック資料より)。10倍以上開いています。

今後の政策

今すぐやること

お金があるないは問題ではなく、国家経営の本質は実質的なリソース(国民の時間、労力)をいかに大事なことのために役立てるか

お金はいくらでも作り出すことができ、作っても国内をグルグル巡るだけですが、国民の時間は何もしないとどんどん失われていきます。人の活動を低下させるような政策は、無意味どころか言語道断!

今すぐやること
  • 政府が借金をして、お金をどんどん使う
  • お金を直接配る
  • 内需拡大
    教育費完全無料化、子育て補助金、食糧自給率向上、ベーシックインカム
  • 内需拡大のための障害除去
    消費税廃止、高速道路無料化、インフラ公営化、土地公有化、銀行ATM国有化・無料化

なるべく早くすること

借金でお金を作るというこの仕組みを世界的に変える必要があります。世界中で、拡大生産、拡大消費を続けると、地球環境はますます破壊され、あり得ないほどの格差が広がり(世界の富の80%以上を、1%の富裕層が独占)、いずれ人類は破綻します。

日本でまず、政府通貨を発行して、借金ではないお金が発行できることを世界に示しましょう。

※お金(紙幣)には日銀券と書いてありますが、日銀が紙幣を印刷しているわけではありません。財務省の計画に従って、必要な分を国立造幣局で刷ります。

政府が借金ではないお金を作る方法

【100兆円を作る例】
政府が、1兆円札を100枚刷り日銀に預け入れる
(1兆円札にするのは、もしも盗んでも使えないからです)

日銀は、政府の預金口座に100兆円と記帳

政府は、その口座から、公共事業の支払い等を振り込む

受け取った人の口座は、お金が増える

将来のビジョン

日本の政治家のほとんどがお金の発行の仕組みを理解していないため、政府の借金を悪と考えています。今は、緊縮財政というカベを乗り越えて、財政規模を拡大するしかありません。

大西氏が目指す先は、国家という概念も超えてのコミュニティ自治。銀行支配を終わらせ、価値そのものが多様化すれば、お金のいらない世界に向かい、顔が見える範囲内でのコミュニティ自治に行き着く・・・それが、大西氏の未来ビジョンです。

私の感想

過去2回の講演会と、内容は同じでも構成が変わって、さらに理解しやすく共感する内容でした。

「お金」によって行動が制限され、いかに「お金」を生み出したが評価される。「お金」を中心に置いた人生・社会があまりに当たり前なので、私たちの大切な時間が削られ、活力をそがれていることに気づかないまま、あるいは気づいても仕方ないと諦める人がほとんどだと思います。

お金の発行の仕組みを変えることで、調和の世界を実現するというビジョンは、大きな希望です。コミュニティ自治は、私自身が漠然と思い描いていたことなので、夢がふくらみます。

政治家やメディアの言う「緊縮財政」「国民ひとり当たりの借金700万円」などに惑わされないようにしましょう!

ポスターにある「総理になる」の意味は、同じ考えの議員を増やすことが出来れば、結果的に総理になるだろうという意味だそうです。「応援するから、世の中を変えてくださいねー」と丸投げせずに、自分のできること、まずは選挙の際には、本質的に世の中を変えようとする人に票を投じて、ウォッチしていくなど、関わっていきたいものです。

大西つねき氏は、神奈川4区(鎌倉市、逗子市、葉山町、横浜市栄区)で立候補予定です。

参考 総理になる!「大西つねき公式HP

 

ink-footer”>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です